エデュケーショナル・マルトリートメント研究プロジェクト

調査協力者募集

　本研究プロジェクトでは，現在，保護者によるエデュケーショナル・マルトリートメントについてお話しいただける調査協力者を募集しております。
　エデュケーショナル・マルトリートメントという言葉は複雑で，類似概念に「教育虐待・教育ネグレクト（古庄純一先生）」，「不適切な教育対応（宮本信也先生）」，「やりすぎ教育（武田信子先生），というものもあります。これらに加えて，子どもの意思を置き去りにした教育・しつけ・子育て，子どもに大人（保護者・教育者・指導者・コーチ等）の考えや希望を押し付けすぎてしまっている教育・しつけ・子育て，についてお話を伺いたいです。
※本研究プロジェクトは，研究代表者の大学の研究倫理審査委員会の承認を受けて実施しており，協力者の皆様への倫理的配慮及び個人情報の保護を徹底して実施致します。

募集対象：

（1）保護者の方：かつての自身の子育てを振り返った時，あれはエデュケーショナル・マルトリートメントだったかもしれない，やりすぎだったかもしれない，と思うエピソードがある保護者の方（特に，そのような関わりによってお子さんが心身の調子を崩してしまったというエピソードをお持ちの方）

（2）上記のような保護者による子育てや対応を子ども時代に受けてきた方：保護者の教育や関わりによって心身の不調を崩してしまったり，親子関係が悪化してしまったりしたというエピソードをお持ちの方（その他，強いられた活動に対して苦手意識や嫌悪感を抱いてしまった，あるいはモチベーションをなくしてしまった，いろいろなことに自信を無くしてしまったという感覚をお持ちの方）

調査内容：募集対象（1）（2）ともに，エデュケーショナル・マルトリートメントだったかもしれない，やりすぎだったかもしれない，と思うエピソードについて，保護者の特徴，保護者の教育歴や教育に対する考え，保護者の家族・親戚・友人関係，保護者によるそのような対応によって生じた問題，逆によかったこと等についてお聞きします。

実施場所

　福井大学文京キャンパス，大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター，または居住地域近くの会議室等
（ご相談させていただきます）

実施時間及び回数

　2時間程度のインタビュー調査です。1，2回程度

謝礼

　募集対象（1）（2）：Quoカードまたは図書カード

応募方法

　下記のフォームからご連絡ください。日程，場所等の調整をさせていただきます。
　（emproject2023@gmail.com）

専門家の皆様へ

　子どもの教育・保育・療育・指導に関わる教育者，保育者，心理職，福祉職，行政機関職員，コーチ，指導者として，上記のような保護者による関わりについて対応した経験をお持ちの方に，ぜひエピソードの詳細についてお話し伺いたいです。上記連絡先からお気軽にご連絡ください。